授業参観や保護者会ではありません。さいたま市議会の文教委員会のオープン委員会で、大宮国際中等教育学校にお邪魔いたしました。「社会教育が街を変える」と言うテーマで、埼玉大学教育学部の安藤聡彦教授の「社会教育の意義・地域課題解決について」と言う講演を聴いた後、実際に社会課題・地域課題の解決に取り組む学生さん3チームの事例発表を聴きました。
ひとつは、地域のパティシエの協力を得てオリジナルスイーツを開発して「さいたまスイーツビュッフェ」に出品したチーム、もうひとつは被災地で雇用創出の活動をしている団体「うみねこ」を支援するチーム、最後に大宮駅のバスロータリーの混雑解消にバス会社や行政を巻き込んで取り組んでいるチーム。どこも具体的な課題に情熱を持って、楽しそうに取り組んでいて、学生達は学校を飛び出して地域の人との関わりややり取りの中からリアルな学びを得ている、社会教育の持つ可能性に希望を感じ、刺激を受けました。
傍聴席も約20名の市民の方が来てくださっていて、終了後も委員会の熱気が冷めず、自然とあちこちで対話が生まれて止まらない雰囲気でした。私達文教委員も議会を飛び出して、オープンに市民の皆さんと意見交換がする中で、本来はこういう市民発の提案や動きが生まれ、街づくりに活かされていく環境を作ること、それこそが議会や議員の役割ではないかと思いました。
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